
みなさまはスマートウォッチやスマートリングなどのウェアラブルデバイスを普段の生活の中で活用していますか?
ある調査※によると、コロナ禍において健康の大切さを実感した影響からか、健康に対する意識が高まっている結果となったようです。
またその内容も生活・運動習慣の 割合が大幅に増加し、「今よりもっと健康になりたい」という意識が強く、コロナ禍で始めた運動も8割以上のかたが継続中との結果だったようです。
(※明治安田生命 NEWS RELEASE、明治安田生命「健康」に関するアンケート調査を実施 コロナ5類移行に伴う社会の変化が身体と心の健康に大きく影響! “コロナ太り”はピークアウト!人とのつながりや飲み会はストレス? 物価高は健康づくりにも影響!、https://www.meijiyasuda.co.jp/profile/news/release/2023/pdf/20230906_01.pdf、2023.12.15)
ウェアラブルデバイスはキャッシュレス決済やスマホの音楽再生など、日々の生活をより便利にすることに役立ちます。また多くのウェアラブルデバイスでは、自身の健康管理のための運動や日々の体調や睡眠を自動的に記録してより質の良い睡眠を取るための気づきなどにも役立つ機能も搭載されています。
例えば、健康のために公園をジョギングしようと思い立った時に、どのくらいの距離をどの程度の時間で走ったかを自動で記録してくれるデバイスがあれば、モチベーションのUPにつながると思いませんか?
本日は、どういった端末があるのか、端末の機能比較をスマートウォッチとスマートリングを例に紹介し、最新のデバイスで何ができるかを紹介したいと思います。
▼端末の代表例

睡眠でのウェアラブルデバイス

皆さんの平均睡眠時間はどのくらいでしょうか?
日本人の睡眠時間は6時間~7時間という調査結果(※※)が出ています。
私は6時間だと足りないなと思うことが多く、自由に寝て良いとなると8時間くらいはほしいなと思っています。
「寝ても寝足りない」「疲れが取れない」と感じる場合には、睡眠時間が足りていなかったり就寝前の行動(カフェインの摂取等)が原因だったりします。
睡眠が足りないと、仕事のミスが増加したりや、洞察力・創造性の低下に繋がります。
睡眠は私たちの生活でとても重要な役割を持っていると言えます。
睡眠を改善したいと思った時に、スマートウォッチやスマートフォンで睡眠の質を計測することも有効です。スマートウォッチの脈拍センサー(脈拍の安定度合い)やスマートフォンの加速度センサー(寝返り等の活動)などにより睡眠の時間や質を計測することができます。
計測したデータを参考にして、体調キープや改善への習慣づくりができると日々の生活まで快適になるのではないでしょうか。
(※※厚生労働省、令和3年度 健康実態調査結果の報告、https://www.mhlw.go.jp/content/11131500/000904748.pdf、2023.12.15)
ヘルスケア分野におけるスマートリングの可能性
最近では、「血糖値」を計測できるスマートリングの開発に助成金を出す自治体も出てきています。(※※※)これまで採血の必要だった検査をスマートリングの計測データから取得でき、医療機関に行かずとも糖尿病リスクを判別することが出来るようになるのは画期的ではないでしょうか。
(※※※PR TIMES、株式会社SOXAI、糖化ヘモグロビン(HbA1c)を測定可能なスマートリングの開発に向けて「LIP.横浜トライアル助成⾦」に採択、参考にした日付https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000089024.html、2023.12.15)
スポーツにおけるウェアラブルデバイス

ゴルフにおける選手の食事・飲酒やトレーニングの内容にまで影響を与えているスマートデバイスについてご紹介します。
米ツアーのゴルフ競技「セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」で、プレーオフに進んだ3人の選手(ジャスティン・トーマス、パトリック・リード、ザンダー・シャウフェレ)が共通して「WHOOP」というウェアラブル端末を使用していました。(※※※※)この端末は選手のコンディションを計測・分析します。また、他のトッププレーヤーもこのデバイスを使用し始めており、米ツアーでの普及が進んでいます。
最初にスコット・ストーリングスが使用し、彼はこれにより体重を大幅に減らすことに成功しました。その後、他のプレーヤーも使用を始め、ジャスティン・トーマスとロリー・マキロイが続けて大会で優勝したことでさらに注目を浴びるようになりました。
現在はメンバー登録制で販売されており、分析プラットフォームの利用権とともにデバイスが提供されます。この新しいビジネスモデルはエリートアスリートや健康に関心のある富裕層に広く普及しています。
自身の運動を記録するだけでなく、トップアスリートは普段の生活・食事・睡眠などを記録し、専門家からフィードバックを受けて普段の生活やトレーニングに活かしています。
今後は医療機関と連携するデバイスや、個人の目的に合わせた様々なサービスが出てくることで、QOLを向上させられるのではないかと思います。
(※※※※Gridge、多くのツアー選手が腕に着けているバンド、一体ナニ?~世界のゴルフ界の面白情報を拾い読み#154、https://gridge.info/article/progolfer/detail.php?id=13557、2023.12.15)
最後に
今後ウェアラブルデバイスは、便利なだけではなく私たちの健康な生活をおくるために、注目すべきかもしれません。
IoTBankはIoTデバイス・ウェアラブルデバイスの開発を計画しております。皆さまの豊かな生活に貢献できるようにソリューション提供をご期待ください。