2025/04/08

物流ソリューション



GPSの位置追跡サービスで物流の効率化アップ

物流の効率化アップにGPSの位置追跡サービスを導入する企業が増えています。自社のトラックの走行状況をリアルタイムに把握できることで、運送の進捗状況が確認できるだけでなく、ドライバーの業務管理にも役立つという点にも注目が集まっています。GPSを利用した位置追跡機能とはどのようなものか、実際のシステム活用例も交えながら詳しく見ていきます。

GPSを利用したトラッカーとは?


物流サービスの問題点の一つに、管理者の目線でドライバーの行動が把握しにくいということがあります。一歩事務所を出れば、良くも悪くも業務の進捗はすべてドライバー任せとなり、果たして仕事の生産性が十分に発揮されているのかどうか、はなはだ疑問に感じるケースも少なくありません。この問題を解決する手段として、GPSトラッカーが注目されています。GPSトラッカーとは、衛星測位機能を利用した位置情報取得ツールで、インターネット回線を使って現在地などの情報を業務管理者に送信するシステム機能です。搭載車から離れた場所にもリアルタイムに情報が届き、運送情報を確認できることが特徴です。

GPSトラッカーの活用例は?


GPSトラッカーのメリットを生かした活用事例として、まず運行管理の最適化が挙げられます。トラッカーを搭載した車両の運行状況がリアルタイムに確認できることで、「ドライバーが今どこを走っているのか」「ドライバーはどんなルートを使っているのか」「ドライバーの運転状況はどうか」などを把握することが可能になります。この結果を随時フィードバックすれば、ドライバーの動きに無駄がなくなるほか、可視化による緊張感は安全運転の励行にもつながります。事故による修理代や保険料は決して少額な経費ではないだけに、この点においてもシステムを導入する効果はかなり高いものだといえます。また、運行状況を常に確認することは、固定化している通常ルートを効率的に見直す契機ともなり、ドライバーの再配置による人件費の抑制や、ガソリン代をはじめとする車両運行経費の節減にもつなげることができます。

運行管理の効率化をはかるうえで、忘れてはならないのがリスクへの備えです。積み荷や車両に万が一何かトラブルがあった場合、リアルタイムにすべての車両の位置情報が把握できていれば、業務管理者が状況を把握しながら、近場の車両に指示を出してサポートに回らせるということも可能になります。たとえ積み荷が盗難にあったとしても、位置情報で追跡することができるのは、リスク回避の上で大きな安心材料です。このようにGPSトラッカーの導入効果は、単にドライバーの行動監視だけにとどまりません。

さらに、取引先との関係でもメリットをもたらします。積み荷の到着時間を把握することは、取引先にとって到着後の業務の円滑化に直結してきます。なぜなら到着時間が把握できれば、その後の人員の配置や作業の段取りが組み立てやすくなるからです。そのため、取引先からの積み荷の到着時間の問い合わせに正確に回答することができれば、先方からの信頼はよりいっそう厚くなり、今後も良好な取引関係を期待することができます。業務管理者がリアルタイムに積み荷の位置を把握しておくことには、このようなメリットもあるのです。

GPSトラッカーの導入に課題は?


物流の運行管理に数々のメリットをもたらすGPSトラッカーですが、課題もあります。それはトラッカーを搭載されるドライバーのモチベーションの問題です。GPSトラッカーは位置情報の可視化をもたらすものですので、ドライバーにしてみれば業務管理者から常に監視を受けていると感じてしまうことにもなります。そこで業務管理者がGPSトラッカーの使用目的をしっかり説明できなければ、ドライバーの士気は低下してしまうだけでなく、悪くすれば管理者への不信感にもつながってしまうでしょう。

GPSトラッカーの導入は、実はドライバーにとってもメリットがあるものなのです。まず勤怠管理の面において、GPSトラッカーによる自動データ化に伴って運行日報を付ける煩わしさがなくなります。システムの種類によっては顧客先の訪問計画を自動で作成してくれるものもあり、デスクワークの手間が省けるという利点もあります。万が一、事故が起きた際にも、トラッカーシステムを搭載していれば、即座に救援がかけつけてくれる、という利点も大きなものです。さらに、毎日の動きが明確になることで業務査定の面でも公平感が生まれ、頑張った分だけ成果として返ってくるという安心がやる気のアップにもつながります。

GPSトラッカーを活用すれば、ドライバーにとってもこのようなメリットがあるという点を導入前にしっかりと理解してもらうことが、社員のモチベーションの維持につながります。加えて、GPSトラッカーの活用にあたっては、一定の範囲内での使用に限るなどといった、具体的な社内規定を整備して周知徹底しておくことで、ドライバーの理解はさらに得やすくなるでしょう。

GPSトラッカーの導入ならGeoPia(ジオピタ)がおすすめ


弊社がサービス展開するGeoPia(ジオピタ)とはGPS端末を利用して人やモノの位置の管理や稼働状況を一括管理することができるクラウドサービスです。
社員やスタッフ、従業員などの人の位置情報管理から、建設現場や物流・運送ビジネスまで計画通りに稼働・移動できているか把握できるサービスとなっています。

これまで物流サービスにおける位置情報の一括管理での活用例や課題をご紹介してきましたが、弊社がサービス展開するGeoPia(ジオピタ)を導入することでメリットがもたらされ業務効率化や課題解決へとつなげることができるでしょう。

GeoPia(ジオピタ)では基本機能となるリアルタイムでの位置情報の一括管理はシンプルで使いやすく、GPSトラッカーは位置精度にこだわって開発し、高い評価を得ています。

また基本機能となるリアルタイムでの位置情報の管理の他、下記の機能を備えています。
・移動履歴の表示(画面上での確認、CSV形式、GPX形式でダウンロードが可能)
・エリア管理
・稼働レポート
・GPSトラッカーのボタンを押下で位置情報通知
・業務時間外の位置情報を見えなくする機能
・スタッフ・従業員の自宅付近(ステルスエリア)の位置情報を見れなくする機能

さらにGeoPita(ジオピタ)で利用しているGPSトラッカーは45×45×15mmで36gという小型軽量サイズです。バッテリーは使用状況によって異なりますが、1回3時間の充電で2週間~1ヵ月使えるため安心です。
また1ヵ月の無料トライアルも設けているほか、無料で資料を配付しています。ユースケースなど業務内容に合わせたご提案もしておりますので、興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合せください。

メリット満載のGPSトラッカー、ドライバーへの説明は丁寧に


物流の現場にGPSトラッカーを導入すれば、リアルタイムで位置情報を把握できるため、ドライバーの行動管理、運行業務の改善、生産性の向上などの面において大きなメリットをもたらします。一方で、その導入が過度な行動監視と捉えられてしまい、ドライバーのモチベーションの低下につながらないよう、使用の目的やメリットを明確に周知しておくことが必要です。

GPSの位置追跡サービスで物流の効率化アップ